相続Q&A78

相続時の遺産分割において「換価分割」を選択する場合、デメリットはありますか?

はい、換価分割にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。換価分割とは、不動産などを売却して現金化し、その代金を相続人間で分配する方法ですが、実務上は注意が必要です。

ポイント

  • 不動産売却に伴い、不動産会社の仲介手数料や登記費用といった費用が発生する

  • 売却益が出た場合には、譲渡所得税の課税対象となるため、手取り額が減少する可能性がある

  • 売却代金は市場価格に左右され、希望額で売れない場合がある

  • 買い手が見つからず、売却自体が長引くケースもある

注意点
換価分割を検討する場合は、まず複数の不動産会社に査定を依頼し、売却価格の相場を把握することが大切です。また、税金面での影響については税理士に確認しておくと安心です。売却までの期間やコストを考慮したうえで、現物分割や代償分割など他の方法と比較検討することも有効です。

まとめ
換価分割は現金化によって分割しやすいという利点がありますが、費用・税金・市場リスクなどのデメリットも伴います。安易に選択するのではなく、十分な準備と専門家への相談を経て判断することが、トラブル回避と円滑な相続手続きにつながります。

 

相続についてのQ&A その76を参照)

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