相続Q&A 3

相続登記が令和6年4月1日から義務化されると聞きましたが、違反した場合にはどのような罰則を受けることになりますか?

相続登記を期限までに申請しなかった場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。過料は刑事罰ではなく、行政上の制裁金であり、前科がつくものではありませんが、義務違反として法務局に記録が残るため注意が必要です。

過料のポイント

  • 金額は最大で10万円、事案の内容や遅延の度合いによって決定されます

  • 裁判所が手続を行い、督促を受けたあとに納付する流れになります

  • 長期放置や複数回の違反がある場合は重くなる傾向があります

    罰則を避けるための実務対策

    • 期限までに遺産分割協議がまとまらない場合は、相続人申告登記を先に行うことで義務を果たすことが可能

    • 手続きを開始するのが遅れそうな場合は、司法書士に早めに相談し、必要書類を先に集めておく

    • 登記義務の存在を知らなかった、という理由では免除されません

実務でよくある注意点

  • 相続人が多いケースでは、1人でも連絡が取れないと協議が進まず、結果的に期限超過になりやすい

  • 放置して相続人が増えると、連絡調整に時間がかかり過料リスクが高まる

  • 不動産の売却予定がある場合、登記が完了していないと売買契約が進まないこともある

まとめ

  • 相続登記を怠ると10万円以下の過料が科される可能性あり

  • 過料は行政罰であり、刑事罰ではないが法的義務違反として扱われる

  • 早めに戸籍を集め、遺産分割協議または相続人申告登記を行うことでリスクを回避できる

相続・遺言・生前贈与の相談2,000件以上の実績

債務整理1,300件以上の実績

司法書士事務所リーガルスクウェアは、 2005年の開業以来、18年以上にわたり債務整理の手続きをしてまいりました。
非常に多くの方のご相談をお受けし1,300件以上の実績がございます。
また、相続・遺言・生前贈与についても2,000件以上のご相談をいただき、多くの方々の「想い」を一緒に考え、ご家族の未来へ「たくす」お手伝いをしてきました。
どんなことでも構いませんので、債務整理にお悩みの方、相続・遺言・生前贈与について想いを聴いてほしいという方はお気軽にご相談下さい。お客様の立場になり「一緒に考える」ことを大切にしております。
安心してお任せ下さい。

  • ご相談は無料です
  • 平日の夜間、土日祝日のご相談も対応致します
  • ホームページにて解決実例集を数多く掲載しております。一度ご覧ください
  • 債務整理、相続・遺言・生前贈与等以外のご相談も承っております。

詳しくはホームページをご覧ください。