遺言についてのQ&A その96
自分の資産総額が相続税の基礎控除額を超えた金額である場合、具体的には遺言をする際にどのようなことに注意すべきですか?
(遺言についてのQ&A その90~95参照)
まず、気を付けていただくこととしては、小規模宅地の特例を利用できる相続人はだれかということを把握してください。
小規模宅地の特例とは、相続税において認められる減税ですが、要件としては、例えば「居住用の土地で330㎡以下、かつ一定の要件(配偶者、同居の親族もしくは同一生計親族等)を満たした場合には最大で土地の相続税評価額の80%が減税の対象になる特例ですが、その特例を知らずに同居の親族以外の相続人に相続させてしまうような遺言書を作成した場合には、特例の対象外となっていまい、相続税額が大きく変わることにもなります。
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