遺言Q&A20
遺言書の作成に際して最も重要なことは何ですか?
遺言書を作成するうえで最も重要なのは、内容が遺言者本人の真意を正しく反映していること、そして法律で定められた方式をきちんと満たしていることです。せっかく遺言書を残しても、形式に不備があると無効になってしまう可能性がありますし、表現が曖昧であれば相続人の間で解釈が分かれ、かえって紛争の原因になることもあります。
例えば、自筆証書遺言の場合には全文を自筆し、日付・署名・押印を正確に記載しなければなりません。財産の記載においても「自宅の土地」などと抽象的に書くのではなく、登記簿謄本の表示どおりに「所在・地番・地目・地積」を記載する必要があります。また、預金についても「○○銀行△△支店 普通預金口座番号××」と明確に書き込むことが望まれます。
さらに、遺言書の内容は遺言者の自由に委ねられますが、相続人の遺留分を侵害する内容とすると、相続開始後に遺留分侵害額請求を受ける可能性があります。そのため、法的に実現可能であり、かつ後の争いを防げるような内容にすることが不可欠です。こうした点から、司法書士や弁護士などの専門家に確認してもらうことが、確実かつ安心な遺言作成の第一歩といえるでしょう。
チェックポイント
-
遺言書は 本人の真意を正しく反映 することが最優先
-
法律で定められた方式(自筆・日付・署名・押印など)を守る
-
財産の記載は 登記簿や口座番号など具体的に特定 する
-
遺留分を侵害するとトラブルの原因になるため 内容に注意
-
専門家に確認しておくと 無効や紛争のリスクを防止 できる
まとめ
遺言書の作成で最も重要なのは、「形式的な有効性」と「内容の明確さ」です。これらを欠くと、遺言そのものが無効となったり、相続人同士の争いを招くおそれがあります。将来の相続トラブルを未然に防ぐためにも、遺言者の意思を正しく反映し、法的要件を満たした遺言書を作成することが何より大切です。
≪相続・遺言・生前贈与の相談2,000件以上の実績≫
≪債務整理1,300件以上の実績≫
司法書士事務所リーガルスクウェアは、 2005年の開業以来、18年以上にわたり債務整理の手続きをしてまいりました。
非常に多くの方のご相談をお受けし1,300件以上の実績がございます。
また、相続・遺言・生前贈与についても2,000件以上のご相談をいただき、多くの方々の「想い」を一緒に考え、ご家族の未来へ「たくす」お手伝いをしてきました。
どんなことでも構いませんので、債務整理にお悩みの方、相続・遺言・生前贈与について想いを聴いてほしいという方はお気軽にご相談下さい。お客様の立場になり「一緒に考える」ことを大切にしております。
安心してお任せ下さい。
- ご相談は無料です
- 平日の夜間、土日祝日のご相談も対応致します
- ホームページにて解決実例集を数多く掲載しております。一度ご覧ください
- 債務整理、相続・遺言・生前贈与等以外のご相談も承っております。
詳しくはホームページをご覧ください。






