相続Q&A13

遺留分の放棄をした場合、他の相続人の遺留分は増えますか?

いいえ、増えません。
遺留分を有する者が複数いる場合でも、一人が遺留分を放棄しても他の相続人の遺留分割合が増えることはありません
遺留分放棄は、放棄した本人の遺留分権だけが消滅し、他の相続人には影響を及ぼしません。

遺留分放棄の効果

  • 放棄した相続人は、相続開始後に遺留分侵害額請求をすることができなくなります

  • 他の遺留分権者の持分は変動せず、放棄した分が自動的に配分されるわけではありません

  • 遺言や生前贈与で残された人の取り分がそのまま確定しやすくなるため、相続紛争予防の効果があります

実務上のポイント

  • 遺留分放棄は家庭裁判所に申立てを行い、許可審判を得る必要があります

  • 放棄が認められれば、将来の遺留分請求による争いを防止できるため、事業承継や二次相続対策にも有効

  • 放棄は取り消しができないため、慎重に判断する必要があります

まとめ

  • 遺留分の放棄によって他の相続人の遺留分が増えることはない

  • 放棄の効果は本人の権利消滅にとどまり、他者への影響なし

  • 家庭裁判所の許可が必要で、取り消し不可なので事前に司法書士等の専門家へ相談するのがおすすめ

 

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